ワスカル・ホセ・イノア・ベントゥラ(Huáscar José Ynoa Ventura, 1998年5月28日 - )は、ドミニカ共和国プエルト・プラタ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのミネソタ・ツインズ傘下所属。
7歳年上の兄であるマイケル・イノアもMLBの投手。
経歴
プロ入りとツインズ傘下時代
2014年7月にアマチュア・フリーエージェントでミネソタ・ツインズと契約金80万ドルでマイナー契約を結んでプロ入り。
2015年6月4日に傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ツインズで先発登板してプロデビュー。この年は14先発で56.2回を投げて防御率2.70を記録した。
2016年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ・ツインズでプレーし、11先発で51.0回を投げて防御率3.18を記録した。
2017年はアパラチアンリーグのルーキー級エリザベストン・ツインズに昇格した。
ブレーブス時代
2017年7月24日にハイメ・ガルシア、アンソニー・レッカーとのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した。移籍後は傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ダンビル・ブレーブスに所属した。このシーズンはエリザベストンとダンビルでプレーし、2チーム合計では13先発で51.1回を投げて防御率5.26を記録した。
2018年はA級ローム・ブレーブスに昇格して開幕を迎えた。7月24日にA 級フロリダ・ファイヤーフロッグスに昇格した。このシーズンは2チーム合計では24先発で116.1回を投げて防御率4.56を記録した。オフの11月20日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした。
2019年はA 級フロリダで開幕を迎えた。4月19日にAA級ミシシッピ・ブレーブス、5月13日にAAA級グウィネット・ストライパーズに昇格した。6月15日にメジャー昇格し、翌16日に行われたフィラデルフィア・フィリーズ戦で救援登板してメジャーデビュー。この試合では2.0回を投げて無失点だった。この年メジャーでは2試合に登板した。
2020年は9試合(先発5試合)に登板して防御率5.82、17奪三振を記録した。
2021年は2試合目の登板から先発ローテーション入りした。打撃では4月28日のシカゴ・カブス戦でMLB初本塁打を記録した。5月4日のワシントン・ナショナルズ戦ではキャリア初の満塁本塁打を記録した。5月16日のミルウォーキー・ブルワーズ戦にて4.1回で5失点を喫した腹立たしさから降板後、利き手である右手でダグアウトのベンチを殴って骨折し、故障者リスト入りした。
第2次ツインズ傘下時代
2024年12月10日にミネソタ・ツインズとのマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
選手としての特徴
最速100mph(約160.9km/h)の速球を武器とする。
詳細情報
年度別投手成績
- 2024年度シーズン終了時
年度別守備成績
- 2024年度シーズン終了時
背番号
- 73(2019年 - 2020年)
- 66 (2020年)
- 19(2021年 - )
脚注
注釈
出典
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 Y
- ドミニカ共和国出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
- 兄弟スポーツ選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Huascar Ynoa stats MiLB.com (英語)



