エンジェル・フェイス(英: Angel Face)は、ジン、カルヴァドス、アプリコット・ブランデーを使用したカクテル。

概要

古くから知られるカクテルで、1930年刊行の『サヴォイ・カクテルブック』(ハリー・クラドック著)の記載が確認できている最古の文献である。

発祥にはいくつかの説があり、はっきりとはしていない。

  • 後にパリでハリーズ・ニューヨーク・バーを開業するハリー・マッケルホーンがロンドン時代の1919年7月19日にロンドンで第一次世界大戦の戦勝パレードがおこなわれた際にこれを記念して創作した。
  • 1920年代にデトロイトで悪行を働き、「エンジェル・フェイス」と呼ばれたギャングのエイブ・カミンスキーに触発されて創作された。創作者は不明。

映画『カサブランカ』に由来するという説もあるが、映画の公開は1942年で上述のように1930年にはカクテルブックに掲載されているため、この説は誤りである。

アルコール度数は高いが、口当たりは優しいため女性向けのカクテルとされる。江國香織はエッセイ集『とるにたらないもの』でフィレンツェのバーでこのカクテルを試したときの感想を「一口啜っただけで殴られたかと思うくらい強い」と表現した。

日本においてはアプリコット・ブランデーをアプリコットリキュールに換えたレシピのほうが知られている。

レシピの例

国際バーテンダー協会によるレシピを以下に挙げる。

材料
  • ジン - 30ml
  • アプリコット・ブランデー - 30ml
  • カルヴァドス - 30ml
作り方
  1. 全ての材料と氷と共にシェイクし、カクテルグラスに注ぐ。

出典

外部リンク


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エンジェル・フェイス A T Flickr

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