兼山駅(かねやまえき)は、かつて岐阜県可児郡兼山町(現・可児市)にあった、名古屋鉄道八百津線の駅(廃駅)である。同線の廃線に伴い、2001年(平成13年)10月1日に廃駅となった。

歴史

  • 1930年(昭和5年)
    • 4月30日:東美鉄道の伏見口(現・明智) - 当駅間開業により、終着駅として開業。
    • 10月1日:当駅 - 八百津間開業。途中駅となる。
  • 1940年(昭和15年)6月7日:ダム建設専用鉄道(0.6 km ガソリン機関車)が開通
  • 1943年(昭和18年)3月1日:名古屋鉄道が東美鉄道を合併、同社の美線の駅となる。
  • 1948年(昭和23年)5月16日:線名改称により八百津線の駅となる。
  • 1961年(昭和36年)度:貨物営業廃止。
  • 1969年(昭和44年)11月6日:無人化。
  • 2001年(平成13年)9月30日:八百津線廃線により廃駅となる。

駅構造

昔は交換設備や側線があり比較的構内は広くなっていたが、廃止時点では使用停止となり駅舎の反対側のみ使用の島式1面1線の無人駅になっていた。なお、無人化されても駅舎は残っていた。廃止時点では窓口はベニヤ板で固く覆われていた。

廃止後に駅舎は解体され、線路なども撤去され「みんなの駅ひろば」として整備されている。

配線図


乗客・貨物の推移

  • 『名古屋鉄道百年史』によると1992年度当時の1日平均乗降人員は338人であり、この値は岐阜市内線均一運賃区間内各駅(岐阜市内線・田神線・美濃町線徹明町駅 - 琴塚駅間)を除く名鉄全駅(342駅)中298位、広見線・八百津線(16駅)中12位であった。
  • 『『岐阜県統計書デジタルアーカイブ』』による統計は以下の通り(1936-1954年は該当項目なし、1964年以降はネット未公開)

駅周辺

  • 岐阜県道365号和知兼山停車場線
  • 兼山町役場
  • 古城山(兼山城址)
  • 兼山湊跡
  • 兼山ダム

隣の駅

名古屋鉄道
八百津線
兼山口駅 - 兼山駅 - 中野駅
  • 1965年4月5日までは、兼山口駅との間に城門駅が存在した。

脚注

関連項目

  • 廃駅

名鉄八百津線

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