アメリカハマグルマ(学名:Sphagneticola trilobata)は、キク目・キク亜科に分類される多年草の一種。別名「ミツバハマグルマ」。園芸種として「ウェデリア」とも称される。

分布

中央アメリカを原産地とする。アメリカ合衆国、オーストラリア、コンゴ民主共和国、インドネシア、日本(沖縄)、太平洋諸島に帰化植物として定着している。

特徴

草丈40-50cm。長さ4-9cmの葉には不規則な鋸歯がある。黄色い花を通年咲かせる。

熱帯から亜熱帯の森林、農耕地、海岸、河原、市街地などに生育する。

外来種問題

日本では1970年代から沖縄の各地に緑化植物として導入され、野生化している。世界的にはマングローブや海岸植生といった希少な自然環境に侵入し、在来種や生態系を脅かしており、侵略的な外来種となっている。また、農耕地では雑草として嫌われている。

こうした悪影響から、国際自然保護連合では本種を世界の侵略的外来種ワースト100のひとつに選定している。日本でも外来生物法により「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種リスト(生態系被害防止外来種リスト)」の緊急対策外来種に指定している。

刈り取った断片から発根して拡大するため、抜き取りによる防除が必要となる。

参考文献


   


アメリカハマグルマ 沖縄事典 あじまぁ

アメリカハマグルマ by 大地 (ID:11385614) 写真共有サイトPHOTOHITO

アメリカハマグルマ(亜米利加浜車)

アメリカハマグルマ 沖縄事典 あじまぁ

アメリカハマグルマの花 by タロウ (ID:6808424) 写真共有サイトPHOTOHITO