山中 尭之(やまなか たかゆき、1999年3月10日 - )は、茨城県結城市出身の元プロ野球選手(外野手)。右投右打。NPBでは育成選手であった。
経歴
プロ入り前
つくば秀英高校時代は全国大会出場は無かった。また同学年に長井良太、一学年上に野澤佑斗が在籍していた。
東京新大学野球連盟1部の共栄大学時代は2年秋に打率.364でベストナインに選出された。
2020年12月6日に行われたベースボール・チャレンジ・リーグのトライアウトに合格し、茨城アストロプラネッツへ入団。
BCL・茨城時代
2021年はリーグ3位となる11本塁打を打ち、読売ジャイアンツ三軍との練習試合では、同年一軍登板もある沼田翔平からレフトオーバーの二塁打を放った。
10月11日に行われたプロ野球ドラフト会議において、オリックス・バファローズから育成1巡目で指名を受け、11月17日に支度金300万円、年俸240万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は020。
オリックス時代
2022年はチームの2022年初実戦となった2月11日の紅白戦で紅組の4番として起用された。ウエスタン・リーグでは公式戦35試合に出場。外野だけでなく、一塁手としても起用された。マルチ安打を記録して打率を2割8分近くまで上昇させていた時期もあったが、最終的な打率は2割を切り、本塁打も5月に岡田俊哉(中日)から打った1本のみにとどまった。
2023年は二軍戦63試合に出場し、打率.218、6本塁打、18打点の成績で、期待されていた長打力の開眼を兆しを見せた。
2024年は二軍戦39試合に出場し、打率.260、4本塁打、12打点の成績を残す。シーズン終了後はみやざきフェニックス・リーグに参加し、ここでも本塁打を打っていたが、開催中に球団に現役引退を申し出、10月23日に球団がこれを受理したことが発表された。同年5月のFull-Countの記事では、3年の在籍制限がある育成選手として「もう最後という気持ちで臨んでいます。7月までに結果を残すしかありません」と述べていた。
選手としての特徴
フルスイングから放たれる長打力が武器。茨城アストロプラネッツ時代の首脳陣からは「打球速度と飛距離が外国人選手と変わらない」と評価された。2024年は森友哉からのアドバイスですり足打法を取り入れ、力を入れたときのバットコントロールが向上した。
人物
目標とする選手は杉本裕太郎。
オリックスの球団合宿所「青濤館」への入寮の際は、茨城名産の「ほしいも」を持参した。
詳細情報
NPB年度別打撃成績
- 一軍公式戦出場なし
独立リーグでの年度別打撃成績
背番号
- 5(2021年)
- 020(2022年 - 2024年)
脚注
関連項目
- 茨城アストロプラネッツの選手一覧
- オリックス・バファローズの選手一覧
外部リンク
- 個人年度別成績 山中尭之 - NPB.jp 日本野球機構
- 選手の各国通算成績 Baseball-Reference (Japan)
- 選手情報 - 週刊ベースボールONLINE
- 山中尭之 (@yamataka0310) - Instagram


