アンティオーン(古希: Ἀντίων, Antiōn)は、ギリシア神話の人物である。長音を省略してアンティオンとも表記される。シケリアのディオドーロスによると、ラピテース族の王ペリパースとヒュリエウスの娘アステュアギュイアの子で、8人兄弟の長男であった。アミュターオーンの娘ペリメーレーと結婚し、イクシーオーンをもうけた。ただしイクシーオーンの父親については諸説あり、アレース、ペイシオーン、プレギュアース、レオンテウスとする説がある。
系図
脚注
参考文献
- 『ギリシア悲劇全集10 アイスキュロス断片』「イクシーオーン」川崎義和訳、岩波書店(1991年)
- ディオドロス『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年)
- ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)




