ケテル・リカルド・マルテ・バルデス(Ketel Ricardo Marte Valdez, 1993年10月12日 - )は、ドミニカ共和国ペラビア州ニサオ出身のプロ野球選手(外野手)。右投両打。MLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属。愛称はザ・シパイク。
経歴
プロ入りとマリナーズ時代
16歳だった2010年8月13日にシアトル・マリナーズと契約してプロ入り。
2011年、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・マリナーズでプロデビュー。62試合に出場し、打率.259、2本塁打、22打点、16盗塁だった。
2012年はまずA級クリントン・ランバーキングスでプレーし、65試合に出場して打率.247、22打点、14盗塁を記録した。6月からはA-級エバレット・アクアソックスでプレー。4試合に出場して打率.286、2打点、1盗塁を記録した。
2013年はまずA級クリントンでプレーし、98試合に出場して打率.304、29打点、16盗塁を記録した。8月にA 級ハイデザート・マーベリックスへ昇格。ここでは19試合に出場して打率.256、1本塁打、8打点、4盗塁を記録した。
2014年は二塁手のロビンソン・カノがマリナーズと10年契約で新加入したこともあり、マイナーで主に遊撃手として起用された。AA級ジャクソン・ジェネラルズで開幕を迎え、109試合に出場して打率.302、2本塁打、46打点、23盗塁と活躍し、8月29日にサザンリーグのポストシーズン・オールスターチームに選出された。8月にAAA級タコマ・レイニアーズへ昇格。ここでは19試合に出場して打率.313、2本塁打、9打点、6盗塁を記録した。オフの11月20日にマリナーズとメジャー契約を結び、40人枠入りした。
2015年7月31日にメジャー初昇格を果たした。同日のミネソタ・ツインズ戦で「1番・二塁手」で先発起用されてメジャーデビューし、この試合で初安打を放った。以後、遊撃手として起用され、最終的には57試合でプレーした。打撃では打率.283、2本塁打、17打点だった。遊撃の守備では、51試合で9失策を喫して守備率.960だった。また、4試合で二塁手、2試合で中堅手も守った。
2016年は、メジャー2年目にして遊撃手のレギュラーに定着された。119試合の出場で打率.259、1本塁打、33打点、11盗塁という成績を残した。
ダイヤモンドバックス時代
2016年11月23日にジーン・セグラ、ザック・カーティス、ミッチ・ハニガーとのトレードで、タイフアン・ウォーカーと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した。
2018年開幕直前の3月26日、ダイヤモンドバックスと2022年までの5年2400万ドルで契約延長。この年は自己最多の153試合に出場し、打率.260、14本塁打、59打点だった。またリーグ最多の12三塁打を記録した。
2019年は自身初となるオールスターゲームに選出された。144試合の出場で32本塁打放ち、リーグ2位となる打率.329、リーグ4位となるOPS.981等の好成績で、MVPの投票では4位であった。首位打者をクリスチャン・イエリッチとわずか6毛差で逃した。守備では中堅手として89試合、二塁手として45試合、遊撃手として5試合の先発出場を記録する等、シーズンを通してユーティリティープレーヤーとして活躍した。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
WBCでの打撃成績
年度別守備成績
- 内野守備
- 外野守備
- 2024年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
表彰
- リーグチャンピオンシップシリーズMVP:1回(2023年)
記録
- MLBオールスターゲーム選出:1回(2019年、2024年)
- 左右打席本塁打:4回
- 初回先頭打者本塁打:3本
- ランニング本塁打:2本
背番号
- 4(2015年 - )
代表歴
- 2023 ワールド・ベースボール・クラシック・ドミニカ共和国代表
脚注
注釈
出典
関連項目
- メジャーリーグベースボールの選手一覧 M
- ドミニカ共和国出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Ketel Marte stats MiLB.com (英語)
- Ketel Marte (@ketel_marte4) - X(旧Twitter)
- Ketel Marte (@ketel_marte4) - Instagram




