1946年イタリア総選挙(1946ねんイタリアそうせんきょ、イタリア語: Elezioni politiche italiane del 1946)は、1946年6月2日にイタリアで行われた制憲議会議員の総選挙である。
概要
ベニート・ムッソリーニ率いるファシスト政権崩壊後の最初の国政選挙で、前回選挙から12年ぶりに実施された。
王制存続の是非を問う国民投票も同じ日に実施された。
選挙までの経緯
第二次世界大戦後、イタリアはキリスト教民主党・社会党・共産党の主要さ政党で構成する国民解放委員会と、陸軍中将で王太子のウンベルト(1946年5月に即位しウンベルト2世)の合意による臨時政府の下で統治された。また20年以上にわたって民主的選挙が行われなかったため臨時政府に立法権が与えられていた。
臨時政府は民主的な憲法と政府を構築するため、制憲議会を成立すべく総選挙を実施することで合意した。
選挙データ
内閣
- 選挙時:第1次ガスペリ内閣(第64代)
- 首相:アルチーデ・デ・ガスペリ(キリスト教民主党)
- 与党:挙国一致内閣
- 選挙後:第2次ガスペリ内閣(初代)
- 首相:アルチーデ・デ・ガスペリ(キリスト教民主党)
- 与党:挙国一致内閣
投票日
- 1946年6月2日
改選数
- 制憲議会:556
- 選挙区:476
- 全国区:080
選挙制度
- 選挙区:非拘束名簿式比例代表制
- 全国区:拘束名簿式比例代表制
- ヘア=ニーマイヤー式で選挙区ごとに各党へ議席配分し、残余議席と余剰票を全国区として各政党の幹部が掲載された名簿リストに基づいて配分された。
投票方法
- 秘密投票、単記投票、記号式、1票制
選挙権
- 18歳以上のイタリア国民
被選挙権
- 25歳以上のイタリア国民
有権者数
- 28,005,449
同日執行の選挙等
- 王政廃止に関するイタリアの国民投票
選挙活動
届出党派
主な争点
- 体制選択 - 王制の維持か廃止か。
- 主要政党の首相候補
- アルチーデ・デ・ガスペリ - キリスト教民主党
- ピエトロ・ネンニ - イタリア社会党
- パルミーロ・トリアッティ - イタリア共産党
選挙結果
党派別獲得議席
県別獲得議席
選挙後
脚注
注釈
出典
関連項目
- イタリア議会
- 1946年王政廃止に関するイタリアの国民投票
外部リンク
- :::Ministero dell'Interno::: Archivio Storico delle Elezioni - イタリア内務省(イタリア語)




