滋野井 実全(しげのい さねまさ)は、江戸時代中期の公卿。官位は従三位・権中納言。
経歴
3歳で叙爵を受け、宝永4年(1707年)に元服して従五位上侍従に任じられる。その後、昭仁親王の立太子と共に春宮亮に任じられ、享保18年(1733年)には参議に任じられ、翌年には従三位に叙せられる。享保20年(1735年)、皇太子昭仁親王が即位して桜町天皇となると、実全も権中納言に任命された。だが、間もなく病に倒れて35歳で薨去。
父と同様に有職故実に詳しく、皇太子に近侍していたために、立太子や皇太子元服に関する記録を多く残している。
系譜
- 父:滋野井公澄
- 母:家女房
- 妻:家女房
- 男子:滋野井公麗(1733-1781)
- 生母不詳の子女
- 女子:植松幸雅正室(雅富王の養女)
関連項目
- 滋野井家



