ブロック要素(ブロックようそ、英語: Block Elements)は、Unicodeの86個目のブロックである。収録されているのは様々な形状の長方形(ブロック)であり、罫線素片とともに、テキスト環境での図形の描画等に使用される。

例えばCUIにおいてプログレスバーの表示に用いられる。

収録文字

小分類

このブロックの小分類は「ブロック要素」(Block elements)、「影文字」(Shade characters)、「ターミナルグラフィック文字」(Terminal graphic characters)の3つとなっている。本ブロックでは、Unicodeのバージョン更新時の文字追加が隙間を埋める形で行われた影響で、同一の小分類に属する文字が飛び飛びの符号位置に割り当てられていることがある。

ブロック要素(Block elements)

この小分類には一般的なブロック要素が収録されている。

影文字(Shade characters)

この小分類には段階的に濃度の異なる影を表す文字が収録されている。

ターミナルグラフィック文字(Terminal graphic characters)

この小分類には古い端末でグラフィックを表示するためのブロック要素が収録されている。

フォントでの実装

Code2000、DejaVuフォント、GNU Unifontには、ブロック要素の全ての文字が含まれている。

広く使用されているフォントの中では、 Segoeが完全実装しており、Arial Unicode MS(32文字中22文字)とLucida Sans Unicode(32文字中21文字)が大部分を実装している。

ブロック要素の文字は、実装されているほとんどのフォントで同じ文字幅であるため、行と列の配置で図形の描画に使用できる。ただし、ブロックには独自のスペース文字は含まれておらず、ASCIIのスペースは、ブロック要素の文字と同じ幅でレンダリングされない場合もある。この致命的な欠陥により、プラットフォームやブラウザ間での描画が一貫しなくなるため、その使用が避けられる傾向がある。

文字コード表

履歴

以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。

関連する記号

  • U 220E ∎ end of proof(数学記号ブロック内)
  • U 25A0 ■ black square(幾何学模様ブロック内)

関連項目

  • Unicodeにおける記号
  • 装飾記号
  • 罫線素片
  • 幾何学模様 (Unicodeのブロック)
  • コードページ437
  • セミグラフィック
  • 墓石記号

脚注


【CADオペ7年目が教える】AutoCADブロック作成方法を徹底解説

第5回 ブロック要素、インライン要素を理解しよう

各Blockごとの要素数を確認する方法 M&T Support

ブロック要素並びにインライン要素とは

【初心者向け】ブロック要素とインライン要素の解説【HTML/CSS】 MUKOLOG